いつまで母乳をあげるか?
みなさん悩む問題ですよね。
私は出産後、母乳育児を軌道に乗せるまでかなり苦労したので、断乳ではなく卒乳でおっぱいを終わらせてあげたいなとずっと思っていました。
しかし、1歳になり異常なほどのおっぱいへの執着を見せ始めた娘。
特に私が精神的に参ってしまったのが、教え込んでいた「おっぱい」のベビーサインでした。
手をぐーぱーぐーぱーさせるのが「おっぱい」のサインなのですが、1歳を過ぎた頃からこのベビーサインを娘が習得し、それからというもの
電車の中で怖いおじさんを見たら、泣きながら手をぐーぱーぐーぱー。
お腹も空いてないのに必死に「おっぱい」を訴えてきて、電車を降りざるを得ないこともしばしば。
娘にとって、ぐーぱーぐーぱーすればママが「おっぱいのことね」とわかってくれることが安心に繋がるからか、いつしかおっぱいが「精神安定剤」になっていたようです。
極めつけは、夜中に起こされて目を開けると、娘が目の前で必死に手をぐーぱーぐーぱー。
これはもう可愛いというか、恐怖でしかなかったです(笑)。
どこでもいつでも披露される「ぐーぱーぐーぱー」プレッシャーに押しつぶされそうになってしまいました。
それでも、私のおっぱいをこんなに好きでいてくれるなんて嬉しいし、まだ1歳ちょうどだからもう少し母乳をあげたい気持ちもあり、夜間断乳に踏み切ることにしたのです。
夜間断乳に挑戦しようと思った理由
ちょうど知り合いのママが夜間断乳に成功したとのことで、話を聞いたことがきっかけでした。
私はそれまで「卒乳」と「断乳」の言葉くらいは知っていたけれど、「夜間断乳」というものがあるとは知りませんでした。
夜間断乳は、こんな効果があるそうです。
・夜中に起きてもおっぱいをもらえない、ということを学習し、夜通し寝てくれるようになる
・おっぱい依存が軽減するので、卒乳への良い流れを作ることができる
これはいい!
夜中のぐーぱーぐーぱープレッシャーを逃れつつ、おっぱいはあげ続けることが出来て、しかもおっぱい依存が少しでも軽くなるなら、そんなに素晴らしいものはない!と思い、早速実践することに決めました。
やり方はすごくシンプル。
夜中に目を覚ましておっぱいを欲しがられても、絶対にあげない。
これを一晩中続けます。
朝になればまた、あげてOKです。
ということで、1歳1カ月で夜間断乳に踏み切りました!
さあ!まずは!夜間断乳の事前準備
夜間断乳を実行する前にやったこと。
それは、
「あと○日で夜のおっぱいはバイバイだよー」の言い聞かせです。
これを5日間、昼間や夜寝る前など繰り返しました。
さてどうなった?!夜間断乳1日目
言い聞かせから5日ほど経過し、いよいよ決行の日となりました。
夜に向かうにつれて、私は緊張でドキドキでした。
疲れて爆睡作戦を狙うべく、昼間はたっぷり遊ばせて…
そして夜になりました。
寝る前のおっぱいは、欲しがられたのであげました。
そしてそれが終わったら、
「おっぱい美味しく飲めたね!
次は朝たっぷりあげるからね。今日から夜のおっぱバイバイだよ。」と伝えました。
そして、寝た4時間後、いつものようにお腹が空いて起きてしまい、泣き始めました。
「お腹空いて起きちゃったんだよね。麦茶飲んでねんねしようね」
と言って麦茶を口に近づけたらギャン泣き。
ですよね…
「これじゃぬぁ〜いっ!あたちが欲しいのはおっぱいだぞぉ〜!」
という感じで、
抱っこしても「どこにそんな背筋があるの?」と思うくらい力強いえび反り。笑
30分くらいギャン泣きしたあと、抱っこしてベランダに出て、
夜風を浴びながら子守唄や話しかけをしていたら
30分くらいでウトウトし始めました。
さらに10分後くらいに完全に寝たので、布団に降ろしても大丈夫でした!
そして、いつもは夜中にさらに2度3度起きる娘ですが、この日はもう朝まで寝てくれました。(朝と言っても起きたの5時ですが…)
もっと、「おっぱいくれー!」って泣かれると思ったんですけどね。
やっぱり赤ちゃんって状況を見てますね。賢い!
夜中にお腹が空いてギャン泣きしても、うちの場合は
・外の空気を吸わせて気分転換させた
・抱っこと子守歌で安心を与えてあげられた
ことで、ねんねしてくれました。
ママと密接にくっつく「抱っこ」は赤ちゃんに安心感を与えられる、おっぱい以外の武器ですね!
しかし、これも定例化してしまうと今度は「抱っこしてくれ~」と泣かれることがあるので、バランスが大事です。
その場合の夜泣き解決方法は、こちらの記事に書いています。
さらに不思議なことに、朝5時に目を覚ましてもすぐに「おっぱい!」とならず、珍しく1人遊びしていました(笑)
さてさて2日目はどうなる?!夜間断乳2日目
日中は相変わらずのおっぱいコール炸裂でした。
これで本当に夜間断乳出来るようになるのか…と不安になりながら迎えた夜。
寝る前は迷いつつ授乳して、その後背中トントンで寝かしつけ。
そして3時間後、やはり起きた娘だったのですが…
むくっと起きてお座りをし、辺りをきょろきょろと見回しています。
いつもならここで泣き始め、「おっぱい~!」なるのですが、
まさかの背中トントンで寝ました!
すごい!すごい学習能力だ!!!
もしや、昨日夜中に1度もおっぱいもらえなかったことを覚えてる??
赤ちゃんの順応力はすごいですね。
そしてさらに3時間後。
今度は泣いて起きてしまいました。
背中トントンで寝る気配もなく。
そこで昨日と同様に、ベランダへ出て抱っこを始めたのですが…
ここで想定外ハプニングが!!!
私がトイレに行きたくなってしまった…
どうしよう。
ベランダでウトウトし始めた娘。
膀胱がパンパンな私。
ここでトイレに行ってしまったら起きてしまう。。
どちらが勝つか!!!
ダメだ!
抱っこで膀胱が刺激される~!!
私の負けだーーー。。。
お布団に娘を置いたら案の定ギャン泣き。
それからが大変でした。
娘は完全にお腹が空いているし、結局1時間も泣き続けました。
そのまま外が明るくなってきて、起きてきた旦那が交代してくれ外に散歩に連れ出してくれました。
ありがたい。。
1時間ほどして帰ってくると、娘は寝ていました。
やはり夜間断乳2日目は、1日目に寝れてない分辛かったです。
でも娘も大好きなおっぱい無しで寝る練習を相当頑張ってくれています!!
いよいよクライマックス!夜間断乳3日目
娘は2度目を覚まして泣きましたが、
なななんと2度とも
麦茶飲ませる+背中トントン+子守歌
で朝まで寝てくれました!!
夜中の抱っこを覚悟して出しておいたエルゴも活躍の出番なし。
グズグズ言っていたので、子守唄は結構な音量で10分くらい歌ってあげました。
深夜に大きな声で響き渡る、音痴な子守唄…
まるで怪奇現象でした。
日中は相変わらずのおっぱいくれくれですが、夜中我慢してくれる分、日中は思う存分あげました。
街の看護婦さんに夜間断乳のことを相談した時、
「夜間断乳は卒乳と同じくらい大変だから、この際おっぱいきっぱりやめた方がいいですよ」とも言われていたのですが、
これなら辞めなくてよかった!!!
素晴らしい!夜間断乳4日目
なんと4日目は、何もしなくても朝まで夜通し寝てくれました。
全く起きなかったわけじゃないんです。
様子を見ていたら、実は夜中に何度も急にムクッとお座りして周りを確認。
しかしママが傍にいることを確認したら、自分でまたねんねしてくれていました。
これは!!!夜間断乳大成功~~~
となったはずでしたが。
まさかの大どんでん返しが!夜間断乳5日目
なんと娘が体調崩しました。
39度の高熱。
熱が下がったあとも激しい咳が続き、夜中に何度も起きてママに助けを求めてきました。
それでも夜間断乳はほぼ成功していたのでおっぱいは我慢させればよかったのですが、苦しそうな娘を見ていたら、出来なかった。。。
麦茶では大泣き。
抱っこでも大泣き。
そしてついに夜中にもおっぱいをあげてしまいました。。。
もう夜間断乳は失敗です。
当時私は、娘が体調を崩したのは、夜間断乳して無理させちゃったからだと思い反省しました。
しかしその1か月後には完全断乳に踏み切ることになり、そのほうがよっぽど大変で、その時は娘は元気に頑張ってくれました。
断乳に関するリアルな記録はこちらの記事にまとめました。
おっぱいって本当に、スタートも終わりも大変だし
人によってストーリーが違うから、奥深いですね!