最近、旦那さんとの関係に少し悩んでいました。
とっても優しくて家族想いな旦那さんなのに、どうしても駄目な部分に目が行ったり、「子どものこと、私のこと、全然わかってくれてない!」って不満を持ってしまったり。
昔は大企業でバリバリやってたので仕事がどれだけ大変か身に染みて分かっていたつもりの私でも、家庭の中で子育てばかりしていると、どうしても旦那さんの仕事の大変さや苦労はさておき
「あなたは自分の時間も持てるし好きな時に飲みにも行けるしいいよね!」と思ってしまうのです。
イカンイカン!
子育てしているとついつい余裕がなくなって、
「旦那さんがもっと気がきけば…」とか、「もっとイクメンだったらな…」とか思っちゃうんですが、
「そうだった! 旦那さんに期待するばかりじゃなくて、
イクメンな旦那さんは奥さんが育てるんだった!」
と最近思い出し、以前から繰り返し読んでいたこの本を本棚からまた引っ張り出してきたのです。
その本がこちら。
「ベスト・パートナーになるために」
楽天はコチラから➡ベスト・パートナーになるために ジョン・グレイ/著 大島渚/訳
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この本は、私が結婚前から繰り返し読んでいる本です。
その時その時で、すごく大事なメッセージを伝えてくれて、素敵な気づきを与えてくれます。
今回読み返していて気が付いた大事な点は、
「ああ。そうだった。旦那がダメなんじゃなくて、私がお願い下手なんだーーー。」ということでした。
なので、ここで気持ちを切り替え、もう一度0から実践です!
まずは自分が変わるところから。
題して
「お願い上手な妻になって、旦那を主体的なイクメンに育てよう!プロジェクト!!」
ここで大事ポイントは、「主体的な」というところです。
旦那さんに、「あれして」「これお願い」と毎回お願いしてやってもらえても、正直不満が残りませんか?
「もっと自分で気づいてやってくれればいいのに。」とか
「昨日もお願いしちゃったし、今日はお願いしづらいなあ」とか考えてしまうので
最終的な目標としては、主体的に動いてくれる旦那さんにするということに決めました!
旦那さんを主体的イクメン化する第1ステップ!男性の脳と女性の脳の違いを理解する
男性の考え方と女性の考え方が違うというこの手の本は、沢山出版されていますよね。
でも一体どう違うのか忘れがち。
男性がどんなときに愛情を感じて満足するか知っていますか?
ちなみに女性は、
「自分のために何かしてほしい」という欲求を満たしてもらえたときに、愛情を感じて満足します。
おお!これは納得です。
だって、旦那さんがどんなに子どもに愛情を注いでくれていても、私のことを大事にしてくれていると分かっていても、家事を手伝わずに家でゴロゴロしているのを見ただけで「ムムム」と不満が募ってしまうので。。
逆に、言わなくても子どもと遊んでくれたり、家事をしてくれたり、
「私がしてほしいこと」をしてくれるだけで、きっと
「ああ。あなたって私のこととっても大事に考えてくれているのね~。」
と満足すると思うんです。
では男性の場合の答えです!
男性は、「認められたい。評価されたい。すごいって言われたい!!」
という欲求を満たしてもらえたときに、愛情を感じて満足します。
普段、旦那さんに「すごいね!」「さすがだね!」ってどれだけ言っていますか?
ちなみに私は全然です。。
これじゃあ、「もっとイクメンになってよ!」って私が思っても、
旦那さんだって「君だって俺の気持ちを全然分かってないし、俺だって不満だよ!」と言われても仕方がないですね。
今日から少しずつでも、
「さすが!」と言ってあげるようにしたいと思います!!
ちなみに、「さすが!」とまで言えることが何もないなら、「ありがとう!」が効果的です。
男性は「ありがとう」でも、「認められた!嬉しい!」と満足するし、わざとらしくならないので沢山使える言葉です。
言う方も言われた方も、何回言っても気分がいい、素敵な言葉ですよね。
旦那さんを主体的イクメン化する第2ステップ!お願い上手な妻になる練習をする
第一ステップに書いたように、男性は「すごい!」と褒められることが大好きです。
仕事上は、「よくやった!」と褒められることもある旦那さんでも、なかなか家庭では褒められるような場面がないかもしれません。
であれば、そういう機会を作ってあげればいい!
例えば本にはこんなやり方でお願いしてみることを提案しています。
やり方1:最初は、既にやってくれていることをあえてお願いする
例えばゴミ出しが既に旦那さんの役割になっているのであれば、それでもあえて「ゴミ出しお願いね」とお願いしてみます。
そして、やってくれたら「いつもありがとう!感謝だよ~」と言って、相手を満足させてあげます。
ただし注意点は、既に実行に移している時にいうと逆効果です。
「今やろうと思ってやってたし」と反感を買ってしまいます。
やり方2:新しいことをお願いしてみる。拒否されてもそれでOK
女性にありがちなのが、断られそうなお願いは最初からお願いしないで何でも自分でやろうとしてしまうことです。
女性もそれでいいなら問題ないのですが、
実は心のうちでは「やってほしいのに」と不満を持っている場合も少なくありません。
例えば、
「子どもの寝かしつけしている間に、お皿洗いだけでもしれくれればいいのに!
でもお願いしたら、「えー。。。」って言われそうだし、しょうがない、自分でやらないと。。ほんと、気が利かないなあ~。」
といった感じです。
残念ながら、この奥さんの不満は旦那さんには全く伝わっていません。
なので、まずは断られる前提でもいいので、勇気を出してお願いしてみましょう!
そして、断られてもそのまま文句は言わずに受け入れます。
すると旦那さんは、
・奥さんがしてほしいと思ってること
と
・断っても受け入れてもらえる
ことを理解できます。
不思議なことに、この「理解」が、今後お願いを聞いてくれるように発展するきっかけになるのです!
やり方3:一度ではなく繰り返しお願いをしてみる
やり方2を奥さんがマスターしたら、いよいよ最後です!
それは、一度断られても諦めず、繰り返しお願いをしてみるということです。
「今から子どもを寝かしつけるから、お皿洗いお願いしてもいいかな」
「えー。。。」
「お願い!お皿洗い、お願いしてもいいかな?」
「・・・俺だって仕事で疲れてるし、休みたいのになあ」
と言いつつ、やってくれそうな気配を感じたらしめたもの!
実は、旦那さんがぶつぶつと文句を言い始めたらそれは「良い傾向」らしいのです!
めんどくさい。やりたくない!
という気持ちと、
期待にこたえてあげようかな
という気持ちの狭間で揺れている現れなのです。
ここで大事なのは、繰り返しお願いした後に旦那さんにブツブツ言われても、その言葉を拾わないこと。
黙って様子をみます。
それでも断ってきたら、「うん。わかった。じゃあいいよ。」と受け入れてください。
こうして受け入れてあげると、たとえ今回は失敗だったとしても、次の成功率が高くなるそうです。
そして、この3つのやり方でお願いをして、旦那さんが協力してくれたら、
とにかく褒める!感謝する!
「さすがだね。本当ありがとう!疲れてるところ申し訳ないと思ったんだけど、やっぱりあなたならやってくれるのね!本当に助かりました。」
みたいな感じで褒め殺しで(笑)
旦那さんを主体的イクメン化する第3ステップ!世話焼き女房を卒業する!
女性は男性にあれこれ尽くす傾向があります。
そして女性は言われなくても周りの状況を見て察することが得意です。
しかし、男性にとっては気を回して何でも尽くされるのは逆効果。
それは2つの理由からです。
理由1:男性の自尊心を傷つけてしまう
第1ステップにも書いたように、男性は女性に「認められたい」「褒められたい」と思っています。
第2のステップのようにお願い上手になれば、旦那さんは、むしろその相手の力になってあげたい!そうすることでもっと尊重されたい・評価されたい!と思うようになるそうです。
また、女性は悩みがあったら何でもかんでも口に出してスッキリしたい生き物ですが、
男性は、黙って1人で解決したいと思う生き物です。
旦那さんが少し元気がなかったりしたときに世話を焼いて「どうしたの?大丈夫?」と無理に力になろうとすると、男性は「自分は問題を一人で解決できない人間だと評価されている」と感じ、自尊心を傷つけられるのだそうです。
なので、世話を焼き過ぎる必要はないのです!
理由2:男性を慢心させてしまう
何でもあれこれ気を回してやってあげてしまうと、それは男性側からすると「自分は相手からそれだけしてもらう価値のある男なんだ」という認識になってしまうそうです。
残念ながら、
「これだけしてもらっているのだから、自分ももっとしてあげよう!」という思考ではないのですね。。。
当然受けるべき恩恵として、ただそれを享受するにとどまってしまうのです。
なので、やはりお願い上手な妻になって、男性を慢心させないようにやってみましょう!
私も実践してみた!旦那さん主体的イクメン化プロジェクト!
この本を読んで、「なるほどなあ~」と納得したところが多かったので、早速やってみました。
ちなみに、うちの旦那は優しいし家庭想いなので、ハードルは低めです(笑)。
それでもいつもは、家にいるときは携帯でゲームばかりしています。
まずお願いしたのは「子どもと遊ぶこと」です。
子どもがいても携帯でゲームをすることが多い旦那。
でも、普段「子どもと遊ぶ」ことは、やってくれてもいることなので、ここからお願いしてみることにしたのです。
「今○○ちゃんと一緒に遊んでくれる?」
と、お願いしてみました。
すると、「ちょっとこれが終わってからね」
と、ゲームのきりがいいところまでは携帯でゲームをしていましたが、
それが終わると子どもと遊んでくれました。
そこで私も「ありがとう!○○ちゃんも、ママと遊んでばっかりだから、パパと遊びたかったと思うよ!それに私も家事出来て助かっちゃった!やっぱりパパがいるとありがたいなあ~」と褒めました!
旦那も嬉しそうでした。
そして第2のステップとして、お皿洗いをお願いしてみました。
「私今からお風呂入るんだけど、お皿洗いお願いしてもいいかなあ」
これは、「うーん。いいよ」
と、文句言わずにやってくれました。
そして、、、
今では気が付いたときに自ら「お皿洗い」をやってくれています!
私も、自分で出来るときはやりますが、
・先に子どもの寝かしつけをしたい
・先にお風呂に入りたい
こんなときに、洗い場を放置して、帰ってくるとやってくれているのです!!
これはびっくり。
今までは携帯しかいじっていなかったのに!
そして私も、「仕事で疲れてるのにお皿洗いもしてくれるなんて、本当に自慢の旦那さんだよー!ありがとう!」と毎回褒めています。
お願いするときは手短に
お願いするときのポイントがあります。
それは、長々言わずに手短にお願いすることです!
「本当はお皿洗ってからお風呂に入ろうと思ったんだけど、そうするとお風呂に入る時間も遅くなるし、洗濯する時間も遅くなるでしょ?だから先にお風呂に入りたいんだよね。しかも最近、お皿洗いし過ぎて手が荒れて痛くて仕方がないんだ。だから申し訳ないんだけど、お皿洗いはお願いしてもいいかな」
と言うより(こんな風に言う人はいないかww)
「お皿洗い、お願いしてもいいかな?」
の方が、男性はシンプルに
「あ、お願いされてる。頼られているんだ」とわかるし、
「上から目線で命令されている」とも感じません。
この「頼られている」と思わせることが大事だということです。
本当はマニュアルじゃなくて自然に出来たらいいのになあ
こういう本ばかり読んでいると、自分がマニュアル人間みたいで嫌なのですが、私はとにかく「お願い下手」だったのだと改めて思いました。
自分が長女だからでしょうか。
人にお願いをすることに、極端に緊張してしまう性格なのです。
そして自分で抱え込み過ぎて、知らず知らずのうちにストレスを抱え、いつしかその不満が旦那さんにいっていたのですね。
でも今回、「お願い上手な妻になって、旦那を主体的なイクメンに育てよう!プロジェクトwww」をやってみて、
お願い上手になれば、相手はちゃんと応えてくれるし、
自分も相手も気持ちがいい!
ということに気が付きました。
私も旦那さんに手伝ってもらえて嬉しい。
旦那も褒められて嬉しい。
お願いすることが悪いことではないと思えるようになってきたし、
旦那さんに手伝ってもらった分、自分も子育てや家事、また頑張ろー!と言う風に、
いい流れが出来てきた感じがします。
なのでこの方法は、やってみて損はないと思います。
でも大事なのは、旦那さんに心から感謝をする気持ち
をしっかりと持つことだと思います。
やってもらって当たり前でじゃないですもんね。
それだけは忘れずに、お願い上手な妻でいられるようにしたいと思います。